衛星データでイカ釣り場を探す「漁火マップ」を作りました

ボート

夜、遠くの海に浮かぶ漁火(いさりび)を見たことがある人は多いと思います。

実はあの光、人工衛星から毎晩観測されていて、しかも誰でも見られるデータになっている、というのを知ったのがきっかけで、イカ釣り場を探せるWebアプリを作ってみました。

漁火マップというPWA(アプリのようにスマホのホーム画面に追加できるWebサイト)です。

漁火マップって何?

VIIRS(ヴィアーズ)という人工衛星が、毎晩日本近海を通過していて、夜焚き漁でイカを釣る船の集魚灯を撮影しています。このデータはアメリカのEarth Observation Groupという機関が公開していて、それを2012年から2026年までの14年分、全国分集めて地図に落とし込んだのが漁火マップです。

要するに「過去14年間、実際にイカ釣り船が集まっていた場所」が、月ごとに色分けされた地図で見られます。

何が見えるのか

トップ画面はこんな感じで、ヒートマップと点の二重表示になっています。色が濃いところほど、その月に漁火が繰り返し観測されている場所です。

実際のスマホでの表示例です。

ズームインして点をタップすると、その地点の詳細が出てきます。

・周辺の漁火実績:14年のうち何年その海域で漁火が確認されたか
・この地点の漁火:観測できた夜のうち何回検出があったか
・水深(GEBCOデータ)と岸からの距離
・魚種の目安:海域・月・水深から、ケンサキイカ/スルメイカ/ヤリイカ/ソデイカのどれが有力か(あくまで目安)

ほかにも等深線、潮汐・日の出、入り・現在地・速度・針路の表示もあります。

僕のよく行く、若狭湾のあたりも、もちろんデータに入っています。

作ってみたきっかけ

このブログでも何度か書いている通り、僕は普段ミニボートで高浜・若狭湾あたりに出ることが多いのですが、「イカメタルやってみたいけど、そもそもどこに行けばいいのか分からない」というのがずっと悩みでした。

エギングやアオリイカ向けの情報はSNSやブログでよく見かけますが、沖のイカメタル・オモリグ向けの情報は驚くほど少ないです。一方で漁師さんや遊漁船向けの漁場情報は当然ながら一般には出てきません。

「衛星が毎晩イカ釣り船の灯りを撮っているなら、それを見れば実績のある場所が分かるのでは」と思ったのが発端で、気づいたら自分でアプリを作っていました。

どこまで無料で使えるか

  • 無料版:今月分の大まかなヒートマップがそのまま見られます(会員登録不要)
  • 7日間無料体験:メール登録するだけで、全期間・全月のデータと細かいセル詳細(魚種候補込み)が試せます
  • プレミアム(月額480円):体験後も同じ内容を使い続けられます。ポイント・航跡の保存機能も付きます

保存したポイント・航跡は自分の端末にしか残らない仕組みにしてあるので、変な場所にデータを送っている心配もありません。

ただし海図ではないの、航海には使えません。

水深・等深線・航行区域の目安線・潮汐の表示は、正式な海図や航海計器の代わりにはなりません。あくまで「どのあたりに行けば実績があるか」を知るための参考情報です。実際の航行判断は、正規の海図・船舶検査証書・JCIの航行区域参考図で行ってください。

漁火マップのまとめ

夜焚きイカ釣りの実績ポイントを、14年分の衛星データから探せる「漁火マップ」を作りました。

漁火マップ — 衛星データで探すイカ釣り場
衛星が捉えた夜焚きイカ釣り船の漁火実績を、季節・月別に表示するプレジャーボート向けイカ場マップ。

日本全国どこの海域でも漁火が見られます。「自分のボートでイカメタル・夜焚き釣りを始めてみたいけどポイントが分からない」という人は、無料版だけでも一度覗いてみてください。

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