ミニボートに最適な船外機の馬力は? 重量とパワーのバランスが大切

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ゴムボートやFRPボートの、2馬力以上のミニボートの船外機について、適しているのはどのくらいの馬力なのかを書いています。

3.3m、2馬力エンジンまでのボートでは免許不要で乗る事も出来ますが、検査を受けて大きなエンジンを付ける事もできます。

今回はその船外機について、どのくらいの馬力がちょうどいいのか、個人的に思ったことを紹介していこうと思います。

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ミニボートに取り付けれる船外機の大きさ

まずは、どれくらいの馬力までならミニボートに取り付ける事が出来るのかと言う事ですが、免許不要艇の最大サイズである3.3mのボートであれば、8馬力から15馬力の船外機を搭載することが出来ます。

もう少し小さなボートでは5馬力程度のエンジンになります。

上限は最大搭載馬力まで

各ボートのモデルごとに、それぞれ最大搭載馬力と言う物があります。

カタログやボートの仕様書などにも記載されていますが、基本的にはここに記載されている馬力までのエンジンを付けることが出来ます。

ただ、僕のボートもそうですが、これを超える出力のエンジンも別途検査を受けることで搭載する事は可能ですが、手間がかかるのと、船体強度や安定性、メーカー保証等の関係で、すでにエンジンを持っている場合など相応の理由が無ければおすすめは出来ません。

ちなみに僕は最大搭載馬力が8馬力のボートに、13馬力のエンジンを付けて検査を受けています。

ゴムボートとFRPの違い

最大搭載馬力についてですが、基本的には同じ大きさのボートであればFRPよりゴムボートの方がより大きなエンジンを搭載できる様になっています。

具体的には3.3mのボートでは、ゴムボートで15馬力まで、FRPでは8馬力までくらいと言った感じですが、強度を下げて船体重量を軽くしているモデルでは、ゴムボートであっても最大搭載馬力が5馬力程度までと言ったボートもあります。

必要な馬力の見極め

上で書いたように、ボート毎に決められている最大搭載馬力と言うのが、そのボートに積める最大のエンジンと言う事になります。

大きなボートでは馬力はあればある程いいと言われていますが、エンジン本体を手で持って運ばなくてはならないミニボートでは、そうは思いません。

必要十分な馬力さえあれば、重く、高価なエンジンは、ただの無駄だと思います。

現在付けている13馬力のマーキュリーは、僕のボートには完全に無駄でした。

まずは滑走できるかどうか

船外機の選択で最も重要なのは、そのボートを滑走(プレーニング)させることが出来るかどうかです。

ほとんどの2馬力ボートでは、まず滑走の状態まで持っていく事は出来ないと思います。せっかく船舶検査を受けて大きなエンジンを搭載するのなら、最低でも滑走状態まで持っていく事の出来る馬力のエンジンをお勧めします。

そこで、では滑走できるのは何馬力なのか?と言う事ですが、重量、船底の形状、重量バランス、波の状態等によってかなりバラツキがあります。

僕の経験で言えば、3.3mのボート船体重量60kg2人乗りであれば、8馬力あればほとんどの場合滑走させることが出来ると思います。

ただ、荷物乗員も含めて船の総重量が、400kg近くで走行したときは、13馬力でも滑走させるのがやっとの状態になりました。通常ここまで重くはならないので大丈夫だとは思いますが、3人4人で乗られる場合は15馬力以上の船外機が必要だと思います。

逆に軽いボートで1人乗りなら、5馬力でも滑走させる事が出来るかと思います。

まずは同じ様なボートに乗られている方のブログなどで、紹介されているエンジンを見たりなどネットで情報収集して、滑走させることが出来る馬力を調べてみましょう。

海で使うなら、25km/hくらいが目安

次は滑走させてからどのくらいの速度まで出せるのかと言う事ですが、もちろん馬力が大きければそれだけ最高速度は速くなります。僕の3.3mFRPボートで13馬力なら、人だけ乗って40km/h近いスピードが出ます。

だだし、海で使うミニボートの場合は30km/h以上のスピードはあまり使う機会がないかも知れません。

水面が鏡の様にまっ平であれば馬力の許す限りの速度で疾走できるのですが、海の場合はそのようなベタ凪と言うのは滅多にありません。大体は少なからず波があり、その影響で30km/h以上出せる状況と言うのは限られてきます。

ミニボートの様に、軽く全長の短いボートでは想像以上に波に弱いので、小さな波であってもこのような速度では飛び跳ねてしまいます。

三角波が立っているような状況だと、滑走させる最低限の速度、僕の場合で18km/h程でも、船体がミシッ!ミシッ!と嫌な音を立てて、お尻と背骨が痛くなるほどの衝撃です。

快適に走れるのは滑走プラスα程度の速度で、燃費も一番良くなります。

このように、全長の短く、軽いミニボートでは大きな船の様に波をかき分けて進むことは出来ず、まるで水切りの石の様に波の形に沿って水面を滑るように滑走するので、エンジンの性能による最高速度と言うのは、殆ど気にしなくてもいいでしょう。

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重量とパワーのバランス

ミニボートではやたら高出力な船外機を積んでも、それを使い切ることが殆ど出来ません。

また、船外機は小さければ小さいほど、重量、サイズ、値段のどれもが低くなるので、ボートに合わせた適切なサイズの選択が大切です。

持ち運べる重さ

船外機の選択で、馬力と同じくらい大切なスペックがそのエンジンの重さです。

逆に言うと、50kgでも60kgでもヒョイっと担げるゴリゴリの方や、トレーラブルボートなら何の迷いもなく最大のエンジンを選択した方が良いです。何事にも余裕があるのはいい事です。

しかし、ゴムボートやカートップボートでは車から水際まで場所によっては100m以上もエンジンを運ばなくてはいけないので、必要な馬力を確保しつつ、出来るだけ重量の軽い船外機を選ぶ方がいいでしょう。

持ち運べる重量の目安ですが、僕は20代で普通くらいの体力の持ち主ですが、35kgのエンジンなら、手で持って50m位なら歩けます。100m、200mとなるとさすがに間に休憩を挟まないとしんどいと言う感じです。普段は台車を使って運んでいるので、これくらいの重さであればエンジン運びはそれほど苦になりません。車への積み込みも問題ないです。

4ストか2ストか

エンジンの重量について、もう一つ大切なことが、4ストロークにするか2ストロークにするかと言う事です。

現在新品で購入できる物は殆どが4ストロークですが、唯一マーキュリーだけは現在も2ストの船外機を販売しています。

もし、15馬力程度の船外機を買おうと思った方には、エンジンを持ち運ぶ事があるなら2ストがおすすめです。15馬力の4スト船外機はメーカーによって多少違いますが、平均して50kg程度あります。対して2ストのマーキュリー15馬力では約33kgです。

個人的にはエンジンの重量は40kgを超えると一気に持ちにくくなり、運ぶのが大変になってくるので、同じ15馬力で17kg軽い2ストはおすすめです。

それ以下のエンジンであれば、素直に4ストの国内メーカーの物を購入した方が良いでしょう。確かに同馬力においてマーキュリー2ストは軽いですが、排ガスの匂い、燃費、混合油の管理、アイドリングでの安定性など、重量以外の面で小型船外機としては4ストの方が優れているように感じます。

さらに、マーキュリーエンジンを使っている僕が一番の欠点だと感じたのは、故障した時の部品代が信じられない程高い事です。キャブレターのパッキン類のセットで1万円は素直にボッタクリだと思いました。

おすすめの船外機出力

持ち運べる重さにも限界があり、販売されている機種も限られているので、おすすめの馬力と言うのはある程度絞り込むことが出来ます。

13ft以上ならマーキュリーの2スト

13ft以上のボートであれば、船体も重く、ある程度波への耐性もあるので、大きなエンジンを付けても性能を生かすことが出来ると思います。

なので、先ほど書いたマーキュリーの2スト15馬力がおすすめです。

又は、船体が軽ければ4ストの8馬力や9.8馬力でも全然問題ないでしょう。

11ftなら、国内の8馬力

免許不要の最大サイズのボートである3.3mのボートです。ボートのラインナップも多く、乗っている方も多いと思います。

このくらいのボートでは、上の15馬力と言うのは性能を使い切れないので、もう少し小さなエンジンにした方が良いでしょう。おすすめは8馬力ですが、3人乗ったり、重装備で海へ出るなら、トーハツの9.8馬力というのもありです。

逆に6馬力と言うのは、滑走させるまでに時間がかかったり、重量バランスを考えて積み込んだりと面倒な所もありますが、1人乗りで最小限の荷物であれば全然使えると思います。

10ft以下なら、6馬力

上のボートより小さい10ft以下のボートであれば、6馬力や5馬力の船外機がおすすめです。

このクラスのボートでは、船内スペースが限られているので、人や物を多く載せる事が出来ません。なので、必然的に重量も軽くなり、また波にも弱くなるので、滑走させるだけのパワーがあれば十分だと思います。6馬力あれば問題ないでしょう。

船外機の選び方まとめ

以上、ミニボートに搭載する船外機の出力について、僕なりの考えをまとめてみました。

色々と書きましたが、それぞれのボートの最大搭載馬力と言うのが、僕の思うおすすめの馬力とほぼ同じとなっていたので、これに従えば間違えのない選択が出来るかと思います。

ただし、ゴムボートの最上位モデルなどでは、無駄に大きなエンジンまで搭載できるようになっているので、注意してください。

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