8月に入り完全に真夏の気温になりました。
現場仕事などの屋外で肉体労働されている方には地獄の季節だと思います。僕もそうなんですが、夏は本当に信じられないくらい汗をかくので、水分補給は必ずこまめにしてください。
と言う事で、今回はサーモスから現場仕事用の水筒ワーカーズシリーズとして販売されているFHS-2000WK(容量2L)のレビューです。容量以外は全く同じ1LタイプFHS-1000WKも販売されています。
実際の使用感をなるべく伝えたかったので、現場から帰って来てから洗わずに写真を撮ったので汚いですがご容赦ください。
現場仕事に求められる水筒の性能
今回紹介する水筒FHS-2000WKですが、2017年8月現在では同容量の他の水筒と比べて若干割高感があるので、まずはどんな所が優れているのか紹介します。
ハンマートン塗装
皆さんご存知の用に建築現場では砂や小石、鉄片など、傷の原因になる物が無数に存在します。
むしろキレイな場所を探す方が大変なので、水筒もそんな中に置く事になると思いますが、なるべく傷が目立たなくなる様に水筒表面に「ハンマートン塗装」という物が施されています。
一般的な水筒では、ステンレスの素材のままの色やカラフルな色の普通の塗装ですが、このハンマートン塗装では表面に無数の凸凹があり、黒とグレーの色を使っているので、傷が全然目立たなくなっています。
僕の水筒でも、よく見るとたくさんの擦り傷が付いていますが、パッと見た感じでは新品の時と同じようにキレイに見えます。
軍手を付けたまま操作できるロック&ボタン
飲み口の蓋を開けるロックと開閉ボタンですが、通常の水筒よりも大きなものが付いています。
このため軍手等の手袋を付けたままでも確実に操作することが出来ます。
ヘルメットのツバが当たらない大きく開くフタ
飲み口の蓋はほぼ180度大きく開くので、ヘルメットやキャップ帽を被っていてもフタがツバに当たらずに飲むことが出来ます。
衝撃に強い底カバー
本体の底には、厚めのプラスチック製保護カバーが付いています。
コンクリートや石の上に置いた時に、衝撃から守ってくれます。ちなみにこのカバーは取り外すことは出来ません。
以上が、他の物にはないこの水筒の特徴ですが、個人的には傷が目立ちにくいハンマートン塗装が特にメリットを感じました。
保冷力
次にこの水筒の保冷力ですが、氷の量にもよりますが、朝入れて日陰に置いておけば翌日にもまだ氷が残っている程の保冷力があります。
朝から夕方までであれば、真夏の炎天下の下に置いておいてもぬるくなることはありません。さすがはサーモス。保冷力についても間違えない物でした。
各部の詳細
上で説明しきれなかった細かい部分の詳細です。
大口径の入り口
キャップを外した時の入り口の大きさは7.4cmあります。これは女性であれば殆どの方が中に手を入れて洗える程の大きさです。
コンビニに売っているかちわり氷も余裕で入りますが、もったいないので僕はCCレモン(500ml)のペットボトルの上部を切り取って作った氷を入れています。
ただ、この口径が大きくなるとそこから熱が入って一般的には保冷力が下がるようですが、この水筒ではキャップ部分も2重構造になっていて、大口径でも高い保冷力があります。
改良の余地があるストラップ
この水筒の唯一の不満点が、ストラップです。
手持ち用に短くしたり、肩から掛けれるように長くしたりと調整範囲自体はかなり広いです。
僕は手持ち様にストラップを短くして使っているのですが、その場合持ち手部分の中にベルトを巻いて収納するようになっています。
購入時もこのような形で売られているのですが、このまま使用していると持ち手部分の中でベルトが下のようにギュウギュウに丸まって、長さも長くなってきます。
まだ実践していませんが、ここにプラスチック製の下敷きなどある程度曲がってフニャフニャにならない素材の物を仕込めば改善するかと思います。
飲み口の大きさ
コップに注がず直接飲めるジャグタイプですが、その飲み口の大きさはペットボトルより少しだけ小さいです。
普段ペットボトルから飲んでいると、出てくるもちょっとだけ少ないので、僕は初めは不満に感じました。ただ、これについてはすぐ慣れました。
ラインナップ
現場仕事用「ワーカーズ」シリーズとしてサーモスから販売されている水筒のラインナップですが、今回紹介した容量2Lと1Lの物があります。
色はそれぞれに今回のハンマートンブラックとハンマートンネイビーの2色。
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