ガーミン魚探 エコマッププラスとヘディングセンサーをカートップボートに取付

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ボート

先日アメリカのアマゾンから個人輸入したガーミン魚探、エコマッププラス94svとヤフオクで購入した非純正のヘディングセンサーをカートップボートに取付けたので紹介します。

個人輸入について、GT51振動子取付の各記事はこちらです。

このページでは魚探本体とヘディングセンサーの取付を紹介します。

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魚探の取付位置と架台の設置

3.3mのカートップボートに9インチの魚探と言う、少々オーバースペック気味のサイズの魚探なので、そのままでは設置場所に悩みそうですが、僕のボートは以前、折りたたみ式の魚探台兼航海灯ポールを設置していたため、そこに取り付ける事にしました。

折りたたみ式魚探台

この魚探台はスペーシアパイプで作成して、イケスの後面に固定してカートップ時には折りたためる構造にしています。

詳しくは下の記事からどうぞ。

画像にある魚探は、、以前取り付けていたホンデックスのHE-601GP2ですが、ここに同じようにエコマッププラス9インチ魚探を取り付けます。

まずは、魚探の架台をステンレスのビスで固定しました。

架台を固定

黒いプラスチック部品が魚探の架台です。四隅にビス穴があるのでそこにビス止めしています。

作成した魚探台の横幅がイケスサイズに合わせて45cmで、エコマッププラスの9インチは架台の固定ノブまで含めて30cm弱、スイッチボックスが15cmあるため、スイッチボックスを左いっぱいまで寄せてギリギリのサイズでした。

電源ケーブルの配線

魚探本体と、自作されているヤフオクヘディングセンサーの各電源を接続します。

スイッチボックス内部

先ほどのスイッチボックスの内部には、航海灯やデッキライトを点灯させるためにバッテリーからの電源線を引き込んでいるので、この中で魚探とヘディングセンサーの電源を接続します。安全のため5Aのヒューズも取り付けておきます。

ここで全ての電源を接続する事で、増えてきた電装品もワニ口クリップ一組でバッテリーと接続できます。

ヘディングセンサーはNMEA0183と言う規格で魚探と接続するのですが、ガーミン魚探の場合は電源コードの中にこのNMEA0183の線も入っているので、こちらも同様にスイッチボックス内部で接続しておきました。接続は電源のほかにそれぞれから出ている信号線を1本繋げるだけです。

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ヘディングセンサーの取付

ヘディングセンサー本体を固定します。

ヘディングセンサーを設置

取付場所はスイッチボックスの真下の位置です。

上下を反転して付ける事が出来ないため、初めに付いていた取付用の足を外して、上面にアルミ板を接着し、下からステンレスビスで止めしました。

ヘディングセンサーの取付での注意点ですが、ほんの少しの磁気の乱れでも正常に動作しなくなるので、なるべく鉄や磁石から離して取り付けなくてはいけません。エコマッププラスの場合、SDカードスロットの蓋が磁石の力で閉まるようになっているため、魚探の真下では狂ってしまいました。

それと、鉄などの磁石にくっつく様な素材の物も近くにあると正常に動作しません。内部が鉄のイレクターやスペーシアパイプで魚探台を作っていたらアウトだったと思います。今回取り付けに使ったアルミは非磁性体なので大丈夫ですが、ステンレスについては、加工によって磁性体になってしまう様でビスなども注意が必要かもしれません。

コードを纏めて取付完了

最後に、大量に余った振動子ケーブルを魚探下に束ねて、キレイに配線を取りまわして取付完了です。

以前のホンデックス5インチの魚探からすると、かなり大きく見やすくなりましたが、高さもアップしたため前が見えずらくなった気がします。魚探と自分の位置が近いので、7インチでも良かったかもしれません。

裏側の配線も、魚の血やエサが付着すると掃除しにくいので裏側もなるべくコードが重ならないようにまとめておきました。

魚探台を前方に倒して折りたたむと、ガンネルより低いのですべての電装品を取り付けたままカートップすることが出来ます。重いですが。

エコマッププラスと電装品の消費電力

最後に、ワットメーターを使って各電装品の実際の消費電力を測ってみました。

現在の僕のボートで使う電装品は、夜間航行に使う全周灯と舷灯1組、デッキライト、水中集魚灯、魚探、ヘディングセンサー、電動リール最大で3台あります。

特に大きいのが今回取り付けた魚探で、以前の魚探ホンデックスHE601GP2では公称3.6wが、エコマッププラス9インチで公称18wと5倍の消費電力になってしまいました。常に電源を付けている物なのでこれがかなり電気を食いそうです。ちなみに現在は20Ahの鉛バッテリーを使っています。

普通に考えると、魚探18Wなので、1.5Aの電流で、魚探だけでも13時間で空になる計算です。これでは他の電装品を使う事も考えると、1日持たなさそうです。

そこで実際の電流を測定できるワットメーターを購入して確認してみました。

結果は、約0.88A(12Vで約11W)でした。測定した条件は、振動子接続、画面輝度100%、GPSは測位した状態で、ヘディングセンサー込みの値です。サイドビュー、クリアビュー、通常魚探、地図画面など切り替えてみましたが、目立った変化はなかったのですが、振動子を外すと、0.7A程度まで下がりました。ヘディングセンサー自体は0.05A程度の消費電力です。

画面輝度による変化は、
100%で0.88A
80%で0.52A
50%で0.45A
0%で0.38A
と言う結果でした。昼間は見にくくなりそうですが、80%まで絞るとある程度消費電力を下げることが出来るようです。

これくらいの消費電力であれば、8時間釣行として20Ahのバッテリーの3分の1くらいしか使わないので、何とかなりそうです。

ついでに他の物も測定してみました。
小糸製作所LED全周灯 0.10A
舷灯1セット 0.15A
デッキライト(公称18w) 1.10A
集魚灯(公称10.8w) 0.76A

こうやって測定してみると、LED関連については明るく思わせる為なのか、結構大げさに表記しているようです。

エコマッププラスとヘディングセンサー取付のまとめ

カートップボートへのエコマッププラス9インチの取付ですが、今回は魚探台がもともとあったので、簡単に取り付けることができました。ただ、狭いボートで必然的に魚探との距離が近いので、一つ下のモデルの7インチでも不満はなかったかもしれません。

電源コードやヘディングセンサーもまとめてスイッチボックスの中で接続したこともあり、スッキリと配線することが出来ました。電装品を付けっぱなしでカートップ出来ると準備片付けも楽になり、忘れ物もなくなるので、抵抗が無ければおすすめです。

今回の注意点としては、ヘディングセンサーの取り付け位置です。思ってた以上に磁気の乱れに弱かったので、鉄や磁石等の磁性体の近くは当然として、ボートに持ち込む釣り具にも反応してしまうかもしれません。そのあたりも含めて設置場所を検討しないといけません。

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