僕の所有しているミニボート(FRPの3.3m)の中間検査の時期が来たので、JCIに持ち込み検査を受けてきました。
そのついでに航行区域を可搬型3海里限定から、2時間限定の沖合5海里までの航行区域に変更してきました。
今回はその検査の流れについての記事です。
中間検査
今乗っているボートを買ってから3年経ち、検査の時期がやってきました。
ボートの検査には2種類あり6年ごとに受ける定期検査、その中間の受ける中間検査がありますが、今回受けるのは中間検査の方です。
ミニボート等の車で運べるボートの検査では、JCIに自分で持ち込み検査をする必要がありますが、内容的には車の車検の様にややこしい事は一切なく、基本的には検査員の人が勝手にボートを調べ、法定備品が揃っているかをチェックして終わりです。
検査の予約
まずは中間検査を受けるために、最寄りのJCIに電話で予約を入れます。土日祝は休みで、平日の日中のみ空いています。
事前に予約を入れれば確実なのですが、今回僕は検査当日に電話して予約を入れました。結構空いていたので、時期にもよると思いますが当日予約でもいける日もあります。
船舶検査の持ち物
ボートの検査を受けるための持ち物は次のような物が必要でした。
- ボート本体
- エンジン
- 燃料タンク、ホース
- 法定備品
- 検査手帳
- 検査証書
- 認印
僕のボートではオーバーパワーのエンジンで登録しているので、速度表示出来るGPS魚探とバッテリーも必要でした。
また、ライフジャケットについては普段使用している分ではなく、必ず定員分忘れずに持って行きましょう。膨張式のライフジャケットでは、ボンベが錆びていると検査に通らないので、事前に交換しておきます。
検査の受け方
JCIに行き、受付を済ませるとすぐに検査が始まりました。
今回は中間検査なので、ボートはカートップしたまま検査員が各部の外観検査をします。
買ってからかなりの場所に穴あけや、艤装品を取り付け、浮力室を改造して物入れにするなどの艤装も行いましたが、問題なかったようで外観検査は通りました。
後は法定備品が揃っているかのチェックと、エンジンの始動検査をして、終了です。検査そのものは20分程度で終わりました。
エンジンについては事前に自分で始動チェックしたことを申請用紙に書き込めば、検査場で始動する必要はありませんが、エンジン自体は持っていく必要があります。
航行区域の変更
中間検査と同時に航行区域を変更する申請も同時に行いました。
まず航行区域についてですが、ミニボートでは3種類の航行区域から選んで決めることが出来ます。
- 限定沿海(可搬型)
- 限定沿海(2時間限定)
- 沿岸
1つ目の可搬型とは、ミニボートの為に作られた航行区域で、ボートを下した場所から半径5海里以内で、陸から3海里までと言う航行区域です。
2つ目の2時間限定は、母港を3つまで指定して、そこから2時間以内に往復できる所までと言う航行区域。
3つ目の沿岸は、日本中どこでも陸から5海里までと言う航行区域になっています。
航行区域について詳しくは下の記事をご覧ください。
この中でミニボートで一般的なのは限定沿海(可搬型)の航行区域ですが、今回はこれを2時間限定の方に変更しました。
一番のメリットは沖合に3海里までだったのが5海里に伸びる事と、横方向にもかなり航行区域が伸びる事です。ただこの航行区域の場合、3つ母港を指定した航行区域の中でしか乗ることが出来ないので、行く場所がある程度固定されてしまいます。
書換申請
上記のような内容で航行区域を変更するのですが、その際に書換申請と言う手続きが検査とは別で必要になっていきます。
これは検査証に書かれた内容を新しい物に書き換えるために必要な申請で、検査時期以外や、中間検査の場合は、検査とは別で4,350円が書換のために必要でした。
定期検査と同時であれば、余分な費用は掛からないようです。
支払いと証書の発行
検査と、航行区域の書換申請が済んだら、その費用を近くの郵便局に振り込みに行きます。
今回かかった費用は、中間検査代として5,100円+検査証の書換として4,350円でした。
振り込んだ時の領収書がその証明になるので、それをもってJCIに戻ります。
しばらく待っていると新しい検査手帳と検査証書が発行されました。
次回の検査時期を指定するシールももらえます。
航行区域について下の様に記載されています。
僕は福井と、和歌山と、大阪湾の3つの水域を指定したのでそれぞれの詳しい場所の説明が記載されています。
一番下の(4)は、平水区域の事で、平水区域については、日本全国どこでも行けるようです。
以上で中間検査と、航行区域の変更手続きは終わりです。
おまけで水に浮かぶキーホルダーを貰いました。
まとめ
ミニボートの中間検査と、航行区域の変更の流れについて紹介した記事でした。
車のユーザー車検とは違い、一人の検査官が付きっきりですべての検査をしてくれるので、特に難しいことはなく時間的にも2時間程度で終わりました。
また航行区域の変更については、釣行場所が決まっている人にはかなり範囲が広がるのでおすすめです。定期検査と同時に行えば追加費用なしで変更することが出来ます。
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