ソニーEマウント機種のキットレンズにもなっている、電動標準ズームレンズSELP1650用のオートレンズキャップ「JJC SONY PZ16-50mm専用オートレンズキャップ」を購入したので、詳細についてレビューしていきます。
自動開閉レンズキャップの詳細
まず自動で開閉する仕組みですが、SELP1650の沈胴機構をうまく利用して、それに連動して開閉するように作られています。
下の画像はオートレンズキャップの裏面です。
開閉用の突起が2つ付いていて、この突起が押されるとシャッターが閉じます。
レンズ使用時には突起が出ています。この状態ではシャッターが開いている状態。
レンズ格納時には先ほどの突起がレンズ外周部分で突起が押されてシャッターが閉じます。
オートレンズキャップの使用感
僕が普段よく使用しているSELP1650にこのオートレンズキャップを装着してしばらく使用してみたので、その使用感についてです。
コンデジの様な使い心地
この記事のタイトルにある通り、まるでコンデジの様な使用感です。
僕は最近までコンデジのみを使用していたため、むしろこっちの方が自然と言うか、わざわざキャップを付けたり外したりと言うのが若干面倒に感じていました。
撮影のたびに電源ONして、数枚撮って電源OFFと言うような僕の撮影スタイルには、このオートレンズキャップは最適でした。
撮影していない時は必ず保護されている
一日中撮影しっぱなしとか、ある程度まとまって撮影している人には、特別便利だとは思わないのでしょうが、子供の撮影をメインで使っていると上で書いたように頻繁に電源を付けたり消したりを繰り返します。
なので、レンズキャップをいちいち装着するのが面倒になって、首からぶら下げている時はレンズキャップは付けずにいましたが、オートレンズキャップは格納と同時に自動でシャッターがしまるので、手間がかからずに撮影時以外は常にレンズが保護されています。
見た目がスッキリ
SELP1650の標準のレンズキャップでは、レンズ外周とフィルター径のサイズが違いすぎるために、キャップを装着すると真ん中が飛び出ているどう見ても格好いいものではありませんが、このオートレンズキャップではレンズ外周とキャップの外周がほぼ同じ径でフラットになるため、キャップ装着時の見た目はスッキリします。
ただ、個人的にはシャッターが閉じた時に、目を瞑っているまぶたの様なシャッターの形状が気になるので、まつげを書いて完全人間の目の様にしてしまっても面白ろそうです。
純正レンズキャップ並みの厚み
自動開閉機構が内蔵されているレンズキャップですが、厚みについては純正とほとんど変わりません。
左がこのオートレンズキャップ、右が純正レンズキャップですが、1mm程度オートレンズキャップの方が厚いくらいで、ほとんど変わりません。
取り外し用のツマミも入れて考えると逆に薄いくらいです。
フィルターが装着できない
オートレンズキャップを装着すると、フィルターが装着できなくなります。
このキットレンズをフィルターを使うような凝った撮影で使う人がどの程度いるのかはわかりませんが、保護フィルターも装着できなくなるので、気になる人は気になるのではないでしょうか。
装着時のシャッターの角度
このオートレンズキャップの取付方法は、各種フィルターと同じようにレンズのネジ溝に捻じ込んで装着しますが、最後まできちっと捻じ込まないと緩んで来るので、装着時にはどうしてもシャッターが斜めになった様な状態になってしまいます。
他のレビュー等でも同様の事が書かれていたので、おそらくそこまでは考えて作られていないようです。
使用上は何の問題もなく、個人的には特に気にならないのですが、この角度を修正する方法を思いついたので紹介しておきます。
まず普通に装着した状態では下の画像の様に右肩下がりの不景気な?見た目となっています。
後1/8回転程左に回った状態にすれば、まっすぐな角度になります。
ネジは右回転で閉まる方向なので、1/8回転分装着面の厚みを増せば、まっすぐな状態で閉まり切った状態となります。
なので、ここに2個所テープを張って厚みを調整しました。
細く切った養生テープを4枚張り重ねます。
とてもシビアな部分だと思うので、それぞれ微妙な調整が必要だとは思いますが、これで、締め切った時に真っすぐな角度になりました。
まとめ
ソニーEマウント標準電動ズームSELP-1650用のオートレンズキャップのレビューでした。
ソニー純正品ではありませんが、純正として売っていても何の違和感もないくらいに自然な装着感です。少なくとも純正レンズキャップよりかはスッキリしています。
軽量コンパクトを維持しながら、コンデジの様にサッと取り出し撮影できるのは、このレンズのコンセプトとも合っているのではないでしょうか。
とりあえず買っておけば間違えないものでした。
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