ダイワから販売されているウエストベルト型の自動膨張式ライフジャケット、「DF-2207」の使用感を紹介します。
立体裁断でダイワ派の人はもちろん、シマノ派の方にもおすすめ出来る程、装着感の良いライフジャケットでした。
着用義務化で桜マーク付きが必要
レビューの前に、2018年2月からライフジャケットの着用が義務化されたので、ここでも軽く触れておきます。
以前まではライフジャケットを未着用でも、注意されるだけで済んだライフジャケットですが、ついに義務化となり未着用であれば正式に違反という事になりました。
また、着用するライフジャケットについては桜マークがついた、国交省承認のライフジャケットが必要です。
詳しくは下の記事に書いています。
DF2207の特徴
それでは、ダイワのライフジャケット「DF-2207」の紹介をしていきます。
このライフジャケットは、国土交通省承認の桜マーク付きライフジャケットで、すべての小型船舶に使用できるタイプAの物です。
僕が購入した色は、ブラックカモです。
自動膨張式で安全
落水すると自動的に膨らみ気室が出てくる、自動膨張式です。
紐を引かないと膨らまない手動タイプと違い、水を感知すると自動で膨らむのでパニックになっている時や、意識不明状態であっても安全に使用することが出来ます。
また、飛沫や雨での誤作動防止に、センサー部分に保護カバーが取り付けられています。これによって完全に水没したときのみ膨張します。
手動で膨らますための紐も装備されています。
装着感の少ないウエストベルト形状
通常時はウエストベルト型になっているので、ジャケット型と違い装着感が殆どありません。
また、ウエストベルト型のもう一つの利点として、防寒着やカッパを着たりなど、装着したまま着替えることも出来ます。
ウエストの調整範囲は55cm~140cmと広いので、真夏のTシャツ1枚から、モッコモコの雪だるまみたいな防寒着まで幅広く対応することが出来ます。
最強の立体裁断
ウエストベルト型のライフジャケットでは、気室やボンベを内部に収納する都合で、ベルトと言いながらも結構厚みがあります。
このため普通に生地を真っすぐ裁断して作られた物は、腰に巻くと折れ曲がったりボンベが突っ張ったりします。
他のメーカでも立体裁断の物はありますが、端の方(ベルトの付け根周辺)が少し立体的なくらいで、ウエストの小さな方だとやはり真ん中あたりで折れ曲がり、着心地と言うか見た目が良くありません。
このライフジャケット「DF-2207」は他の物と違い、最強クラスの立体裁断で作られていて、ここが冒頭で書いた、シマノ派の人にすらお勧めできるポイントです。
多くの膨張式ライフジャケットは、高階救命器具(ブルーストーム)の製品に、ロゴマークを付けただけの物が多いですが、ブルーストームにもここまでしっかりと立体的な作り物はないので、ダイワオリジナルの生地?かもしれません。
超立体裁断のこの製品では、ライフジャケット全体が元々腰に沿うようにカーブしているので、最小サイズで使用しても少しシワが寄る程度で使うことが出来ます。
各部の詳細
膨張時は浮き輪形状
落水すると浮き輪の様に腰の周りに展開します。
浮き輪形状なので、ジャケットタイプより泳ぎ安いと思います。
展開時には、反射材や空気の再注入用ストロー、ホイッスルが表面に出てきます。
折り畳む時は、気室に印刷されている点線を目安に、本体に縫い付けてある説明書を見ながら行うと簡単に収納することが出来ました。
バックル周り
ダイワロゴが入った、操作しやすい大きめのバックルが使われています。ベルトの両サイドを持って引っ張るだけで長さ調整できます。
調整後の余ったベルトは、付属のクリップで止めておけます。
膨張装置
膨張装置は、落水時に自動で膨らむ自動膨張式の物で、折りたたんだ状態でも本体の透明部分から、センサーとボンベの使用状態が確認できるインジケーターが付いています。
ボンベは18gの物が使われていました。
ラインナップ
今回僕が購入したものは、ブラックカモフラージュ柄の物ですが、この他にも通常のブラックとレッド、グリーンのカモフラージュ柄と、全部で4種類のカラーがあります。
生地の素材もカラーにより違い、カモフラージュ柄では耐久性のありそうな厚めのポリエステルです。
通常カラーの物はツルっとした、やわらかいナイロン素材です。
まとめ
ダイワのウエストベルト型ライフジャケット「DF2207」のレビューをしてみました。
国交省承認のタイプA、自動膨張式と安全性に関してはフルスペックのライフジャケットです。
さらに他のメーカーにはない、本格的な立体裁断で腰に完全にフィットしてズレにくく、装着感にも優れています。
船で使うにはもちろんですが、ショアジギングやエギングなど、アクティブに動き回る方にもおすすめできるライフジャケットでした。
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